月別アーカイブ 2012年11月28日

カンフー道場のコンセプト~中国気功整体術について2~

前回述べたように、整体とかマッサージの理論なんて全部非科学的なんですね。。
足の長さが全然チガウネ!!なんて言われても真に受けちゃいけません。メジャーで計ったら同じですから(笑)
もし違うなら、片足だけ靴はいてないぐらいの不自然な歩き方&姿勢になっているはずで、かつ原因は先天的であるか、過去に骨盤か股関節辺りの粉砕骨折などの大怪我してないとナイですから。いずれ、背骨ボキボキいったぐらいで治るようなもんじゃ絶対ないです(笑)
まあ医師にしても、それぞれの勘で?ガンっていわれたり違うっていわれたりするぐらいの・・
医学はすべからくアバウトなもので、あんまり真に受けてると・・モルモットにされて寿命縮んじゃう(笑)
私が思うに、結局カラダが元気であること、免疫が高く維持されていること、筋肉と関節が柔軟であること・・が一番大切だと思います。
漢方薬も、基本的にはカラダが元気になったり温まったりする効果がある、栄養ドリンクみたいな成分のものが多
いということです。お茶も米も漢方薬ですしね。
筋肉のバランスのくずれ、姿勢の無意識的ねじれ&傾きは、程度の差こそあれ誰でもあります。
それが原因で一時的な運動障害(腰や首が曲がらない・肩が上がらない等)になった場合は、整体マッサージが一番効果的です。
それを手触りで確認しつつ、正す。それだけですね。拍子抜けしてしまうぐらい。
でも素人がマネしても出来ないんですよ(笑)

カンフー道場のコンセプト~護身術編3~

いろいろと過激な?ことをかいておりますが(笑)
私自身は平和を愛する者で、暴力礼賛主義ということでは全然ないです。
戦わずして勝つというか、戦いを回避できるなら是非ともそうします。説得できそうなら、ですが。
ただ、戦えるけど戦わないんであって、戦えないから戦わないことしか出来ない、というのとは全然違う。
あとは、やるにしても二段階あります。
ひとつは、実力を示して、相手に怪我をさせない。これ至上。
殴ってきたら、推手の要領で相手を崩してチョット突き飛ばす。これで相手はこちらの実力を理解するが、怪我しない。
ぶん殴ってKOしたわけでなく、マイッタさせたわけでもないので、相手のメンツもまあ無事である。
これはチョットしたイザコザ用の護身術。
武装した強盗とかは、やるときめたら、もう一切のタガをはずしていいです。バットで顔面フルスイングしても正当防衛か緊急避難、という状況なら。これはむしろ、手加減したら危険です。
ただ本当に状況次第。財布渡したらすむ場合もあれば、渡しても殺される場合もあるし・・。
だからこんな時は、ハラを決めて、バシッと打って出る。
やる時はもう徹底抗戦、というほうが、成仏できそうでいいと思います(笑)
君子危うきに近寄らず・・ですまない状況でこそ・・
日頃のカンフーの練功が、最大限の効果を発揮してくれるのです。

カンフー道場のコンセプト~武術編7~

実際に、命のやり取りをせざるを得ない極限状態になれば、素手で殴ったり足で蹴ったりする必然性は全然ないわけです。
金属バットとか、斧とか、あるいは銃器とか、とにかく殺傷能力が高いものを使っているほうが有利になります。
簡単に言うと、いい武器を持ってるほうが生き残る、という身もフタも無い話になります。
逆に言えば、武器をうまく使えれば、女性でもプロレスラー並みの男性に勝つ可能性が出てくるわけで、銃器はないにしろ、棒術などは是非とも習得していただきたいところです。
カンフー道場の武器術は、基本的に槍術、つまりヤリを使えるようにして、棒術・剣術というふうに応用変化できるようになります。すべて立禅で培った、手・足・腰の協調、発剄力からくるもので、基礎練習がそのまま武器の使い方となっています。
俗に剣道三倍段という言葉がありますが、実際に面・胴・小手等の防具を外して、木刀で軽くでも打ち合ってみると、剣道の試合ようにメ~ン!と飛び込むのは相当コワイですね。。
切っ先が自分の目に入ったら・・と思うとなかなか「剣道」できないです。古流剣術では、まず相手の必殺の武器である刀を押さえ、そこから攻めるわけですが、実際真剣ならそれしかできないですね。
一か八かでは飛び込めない。木刀だって指にチョット当たっただけで骨折か、痛くてシビレて、もう動けないです・・。
相手の武器を制する、中心軸を逸らす、というのが・・ようは推手なわけですね。この練習が、結局は武器の攻防に生きてくる。
スポーツチャンバラのように、手首のスナップでパシンなんてのは実戦向きではないです。
殺傷能力のある武器は重くて、女性や子供が片手で扱うなんて無理。
コツン、なんて当たっても興奮していれば全然効かなかったりするので、しっかり重心を乗せて打ち抜く必要があります。
バットや斧なんか持っても、腰がフラフラしてたらまずいですし、フットワーク使ったら足がもつれたり、
重心が浮いて威力が出せなくなったりしがちです。
これにはやはり、カンフーの基礎訓練なんですね。
・・そう、だからカンフー道場なんです、究極は。

カンフー道場のコンセプト~気功編3~

中国武術の極意として、また、姿勢を正す極意として私がいつも申し上げるのは、「六面力」ということです。
これは、上下・左右・前後、の計6方向に対して、どの方向にも偏りなく、またどの方向にも即座に動き出せる、
そして動いたときも変化するときも、つねにこの、六面に対するバランスが絶妙にとれていて淀みがない状態の力、
ということ、もしくはその現象のことです。
この六面力が意識できると、非常に美しく、また力強く、快速でどのようにも動き、変化できるようになります。
これも最初はなかなか難しいですが、姿勢にはちょうどパッチリとハマる場所があります。
筋肉・神経の構造上、ここしかありえない!という位置に重心がきて、手足もそれにならう、という感じ。
このためにはアタマを柔軟にすることです。姿勢を保つために六方向から考え、感じ取る。
これは能力開発的に、日常生活にも役立つと思います。
先入観を去って、ひとつの現象を六方向から捉え直すことができたら・・
すくなくともウソっぽい宗教とかにはダマされずに生きられそうですね

カンフー道場のコンセプト~気功編2~

気功の練功を積む上で、気功の「危険性」についてもよく知ることが重要です。
筋肉トレーニングをすると筋肉痛になり、異常なほどにハードにやりすぎれば靱帯を損傷したり、果ては疲労骨折したりもする。
同様に気功の練習も、ハードにやりすぎれば自律神経の失調、精神不安定等の症状が出る場合があります。
これは白隠禅師が患った、禅病(魔境)のようなもので、そこそこ素質があって若くて、やる気が十分な方は、程度の差はあれ・・ほぼ皆このような症状を経験しているはずです。
当カンフー道場ではこのようなことがないよう、立禅のみ練習し、座禅(瞑想)はしません。
立禅のいいところは、キツイので、特に初心者は数分しかできない、ということです。精神神経に変調をきたす間がナイです。
座禅になると・・これも座り方や根性次第ですが・・
初心者でも長くできるために、瞑想が迷走していってしまい・・名僧にはなれないのです(笑)
立禅も、やっていて気分が悪くなる場合は即座に中止し、休養すべきです。
また、練習後に極端な疲労感をおぼえる場合も、やり方、意識等に間違いがあるのでいったん中止し、次回に質問
していただいて、修正しましょう。
経験豊富な師について、安全に無理なく行うべきです。
ようは、あんまりキマジメにやらず、リラックスして、柔らかな気持ちで行い、やりたいときだけやる、ぐらいで最初は十分なのです。
一気呵成にやると、なんでも副作用が出がちです

カンフー道場のコンセプト~気功編1~

気功というと、宗教とか怪しげな暗示をかけてくるヤツを想像されるかもしれません。
しかし、他でも記したように、もともと東洋医学というものは、六臓六腑、12の気血の流れが、人間の生命の根源で
あるという前提で成り立っているのです。
なので、気がナイなら、東洋医学なんて全部ナイと言えます。
ただ現代医学では気なんて認めていないですし、解剖してみても経絡なんてナイのですから・・
「気のせいじゃない?」と言われればそれまでですが(笑)
昔は解剖学なんてなかったけど、体内に血が流れているらしいっていうのは経験的に分かっていたわけです。
で、気っていうのは・・広義には気配とか色々ありますが・・おそらく神経系統のことを言いたかったんだと思います。
つまり気功法というのは、自らが自律神経・運動神経を整え、強化するもの。
気功整体術は、筋肉の整体マッサージから、自律神経等まで正常に復させる、という目的で術者が行うもの、というわけです。
どちらにしろ熟練がいるもので、正師について学ぶべきでしょう。日々の修練の積み重ねなのです。
アルヒ突然、手カラ気ガデルヨウニナッタ・・なんてことは絶対にナイです(笑)
家で寝てたら、アルヒ突然柔道の達人になっていた・・そんな人に会ったことありますか?
その方は気が出たのではなく、違えちゃったのです・・気の毒ですが。
本当の気は、長年にわたって正しい功を練り続けることにより・・
気功の神様?がくれる最高の宝物なのです。
強健力・丹田力・功力の獲得は、あらゆる宗教?や武術の境地であり・・
真に価値ある修養法なのです(*ただ私自身、一切宗教とか信じてないです。。)

カンフー道場のコンセプト~武術編6~

もっとも実戦的な格闘技として、総合格闘技をあげる方が多いと思われます。
これはここ十数年の間に、初期UFC(アメリカの総合格闘技団体の草分け)時代からは見違えるほどに発展しましたし、もっとも進化した格闘技であることは論を待たないでしょう。
しかし、これがホントに実戦的か?といわれると、疑問点がいくつもあります。
一例として。
先日、菊田早苗選手と桜木裕司選手が、グローブをつけずに顔面を殴りあうという、特殊なルールの
総合格闘技試合を行いました(これはユーチューブにもあるのでご参照いただきたい)。
総合のリングでの実績、世界一に輝いた寝技の実力からして、菊田選手圧勝か・・?
との予想を覆し・・桜木選手の秒殺KO勝利に終わったのでした。
これは、桜木選手に卓越した打撃技術があったのは無論ですが・・
菊田選手の敗因は、裸拳での顔面攻撃への警戒心(あるいは恐怖感?)から、タックルの踏み込みが浅くなり、
テイクダウンするどころか桜木選手の打撃の空間に、まともにハメられてしまった・・ということではないかと推察します。グローブありだと展開が違った可能性がおおいにあり、ではないかと。
総合格闘技は、急所への攻撃のほかにも
バスター(相手を持ち上げて、頭か首から叩きつけるように落とす危険技)
ジャイアントスイング(相手の両足を持ってくるくる回転して、最後は遠心力で投げ放す危険技)
等、実戦だと誰でも思いつきそうな技が安全のために反則技になっていて、実は結構ルールに縛られた競技です。
上記2つの反則技が解禁になっただけで、寝技が得意な人は非常にやりにくくなるわけです。
下から寝技で極めるっていうのが、もうダメになるでしょう。パウンド(上から押さえつけて殴る)がありの時点で、寝業師は非常にイヤなんですね。さらにこれもありだと・・ほとんど立つしかないぐらいじゃないでしょうか。ましてナイフなんかもってたら・・。
要するには、総合格闘技も安全管理されたスポーツであり、実戦であれば当然ありえる攻撃に対する備えとしては万全ではない、ということです。
カンフー道場では、総合格闘技の技術も大いに研究して取り入れますが、あくまで実戦の中でいかに生かすか・・
という視点を失わずに練功していきます。ルールに守られた部分があってはいけないわけです。
またカンフーの推手で培った、自空間維持能力があれば、武器に対しても同様に護身できます。
そもそも推手は、双方が武器を持った状態を想定した、きわめて合理的な実戦練習だと思います。
興味がある方は、是非体験してみてください!

カンフー道場のコンセプト~中国気功整体術について~

これは私の生業ですが、カンフー道場の気の力なくしてはできないものです。
これの特徴として、まず気持ちがいいことがあげられます。施術者のボディーバランスが適切であるために、受ける側に不安がなく、正気の力の作用がダイレクトに伝わり浸透する。
気持ちいいだけでは無論なく、腰痛・肩こり・頭痛などに代表される、筋肉の過緊張からくる不定愁訴の改善。
さらには運動機能の回復、全身活力・未病治癒・美容促進etc..各種効能あり。
私が様々なマッサージを客として、もしくはスタッフの技術研修指導員として受けてみて、一番に気持ちがよく、
楽になったまた受けたい!と感じたものが、この中国気功整体術であり、もみ次郎の技術となっています。
カイロプラクティック等では、解剖学や現代病理学を持ち出して、科学的であると見せかけていますが、実際には科学的なマッサージ、というものはナイのです。
医学を勉強したらどんどんスゴイ技が使えるんじゃないか・・と思うのは幻想ですね。
骨盤がずれていたら治らないですし、障がい者です。背骨がズレているなら即入院です!折れてますよね(笑)
もしくは先天性の側湾症なので、24時間ぶっ通しでもんだり押したりしても何も変わらないです。
このへんは、整形外科学会の方が「三浦レポート」というのにまとめています。
ようはズレてない背骨を治した!と言ってる奴がいるけど、そんなことはないぞ、むしろ悪化した例多いし気をつけろ!という報告書です。
ただ、良質な整体マッサージというのはあって、それは自然治癒力を引き出すものですね。
気持ちよく、筋肉のこわばりがとれ、リラックスする。実はこれだけでかなり治る。
ワルイところを切り落とすってのは、もんだり押したりでできることではないのです。
でもこれはこれで、5000年近く人類の健康維持に役立ってきたツールなわけです。
それが上手くなればいいわけで、そう小難しくはナイものです。
学びたいかたはメールでどうぞ

カンフー道場のコンセプト~護身術編2~

とにかく世の中は、ニセ護身術だらけ、ニセ武道だらけであるということは、必ず頭に留め置かれるべきであると思います。ほとんどは習ってもムダ。実際に使ったら、生兵法すぎて最高に危険です。。
精神修養のためにウンタラ・・礼に始まって礼に終わる武道精神ウンタラ・・と、もっともらしいことを言いますが、
実際は、本当に強くなるという厳しさから逃げて、自分が本当は強くないことをゴマカシて商売しているのです。
ラーメン屋が「味なんてどうでもいい。要は人格だ」「ラーメンは挨拶だ」とか言ったらコッケイなだけですが、
そんな理屈が、なぜか武道の世界では結構成立してしまうのです。
ラーメン屋なら、素人には作れない、旨いラーメンを作って客に出すのが、一番の礼儀で、人格そのものの表れでしょう。
客に「イラッシャイマセご来店ありがとうございます」なんて、全員で土下座して出迎えても・・
肝心の味がマズければ、これほどの無礼はナイのです。
強い弱いなんてクダラナイ・・なんて言うなら、武道なんて一切やる必要ない。読書でもしてればいいんです。
繰り返しますが、とにかくまず、ちゃんと強くなること。
根本をごまかして、精神修養なんてありえないです。一番遠いです。
最初はみな、その純粋な思いから始めたはずなんですがね・・。

カンフー道場のコンセプト~護身術編~

よく女性の護身術として、合気道などを思い浮かべる方もおられるでしょう。
しかし、実際、立ち技関節技(手首をひねり上げて投げ飛ばす、もしくは押さえ込む技)は、相手が自分より体力
があれば、まず不可能な選択肢、というか選択したら死です(笑)
そもそも女性の護身術なんて存在しない、と、言い切る武道家の方もおられるぐらい、ほんとうのガチンコの戦い
は厳しいものなのです。
そんなことはない、ちゃんとどんなに強力な者にもたれてもかけられる達人がいる、という意見もあるでしょう。
何しろ私もその一人です。どんなに強力な、体格のいい方につかまれても立ち関節技をかけられます。
しかしこれは、相手が足を固定してくれる場合のみです。つまり手首などを強力に握って、なおかつジッとしてくれないと掛からないわけです。
自由攻防のスパーリングの中で、そんな都合のいい瞬間なんてこないです。型の中の技は本当の技ではありません。スパーリングの中で使える技しか実際には使えないものなんです。
スパーリングでパンチしか決まらないなら、パンチしか使えない、という自覚を持っていたほうがいい。その他に何百個も技を知っていたとしても、です。
相手はこちらが腕をひねり上げようとの素振りをしただけで、パッと手を離すか、あるいは重心をずらすために足を裁きつつ間合いを切ってしまいます。
これは超がつくほどドンくさいタイプはあるいは・・ですが、素人でも当たり前に、本能的にそのぐらいはやります。
いやいや、当身をいれて、動きを止めてからかけるんだよ・・というなら、自由に動き回り、カウンターまで狙ってくる相手にパンチやキックを当てる練習を十二分にこなしているか、を聞いてみてください。
それができないなら、当身をいれてからかける・・という仮定の後の技は、全く意味を成さないのです。
なので、結局は、バランスよく力を秘めて立ち、移動し、手足腰の一致した状態で相手の中心を奪う・・という練習しかないわけです。そこから殴る蹴る、もしくは投げる、ということです。
それができると、技を知ってる人ではなくて、技が自然と出る人になる。
カンフーをマスターすれば、動けば技になり、相手を自然と制することができるようになるわけです。
女性でも、自己の最大値まで強くなれます。
体格にもよるし努力次第でしょうが、少なくとも・・大の男からガチで逃げ切る能力は身につくと思います。