さてカンフーの概要を理解していただいたところで、なぜ中国人ではなく私のような日本人からカンフーを学ぶ必要?があるか、ということもご説明いたします。
まず、世界中に中国人はすごい数おられるでしょうが、カンフーをマスターした人なんてほとんどいないです。
これは日本人=カラテかジュードーの達人と思ってるアフリカ人が、日本に来てガッカリするのと似ている(笑)
さらには現代格闘技であるキックボクシング、総合格闘技等やっている方にも「おっスゲーな!」と思ってもらえるだ
けの実力と、またそれら現代格闘技にたいしてもカンフーの利点を生かしていかに戦うか・・
を研究している人なんて・・世界的にみても、もうそうとうにレアなのです(逆に言えば、伝統的なカンフーのみでは現代格闘技の進化に対応できないということでもある。補完関係にあると思う)
カンフーの叡智は時代に埋もれさすには惜しすぎるが、そのものだけだと、あるいはその実力を誤解され、過小評価されてしまうかもしれない。
よって私がこのカンフー道場で、師から習得したカンフーにさまざまな格闘技の経験、各種修羅場の体験等(笑)
を加えて世に問うことにしたわけです。
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