とにかく世の中は、ニセ護身術だらけ、ニセ武道だらけであるということは、必ず頭に留め置かれるべきであると思います。ほとんどは習ってもムダ。実際に使ったら、生兵法すぎて最高に危険です。。
精神修養のためにウンタラ・・礼に始まって礼に終わる武道精神ウンタラ・・と、もっともらしいことを言いますが、
実際は、本当に強くなるという厳しさから逃げて、自分が本当は強くないことをゴマカシて商売しているのです。
ラーメン屋が「味なんてどうでもいい。要は人格だ」「ラーメンは挨拶だ」とか言ったらコッケイなだけですが、
そんな理屈が、なぜか武道の世界では結構成立してしまうのです。
ラーメン屋なら、素人には作れない、旨いラーメンを作って客に出すのが、一番の礼儀で、人格そのものの表れでしょう。
客に「イラッシャイマセご来店ありがとうございます」なんて、全員で土下座して出迎えても・・
肝心の味がマズければ、これほどの無礼はナイのです。
強い弱いなんてクダラナイ・・なんて言うなら、武道なんて一切やる必要ない。読書でもしてればいいんです。
繰り返しますが、とにかくまず、ちゃんと強くなること。
根本をごまかして、精神修養なんてありえないです。一番遠いです。
最初はみな、その純粋な思いから始めたはずなんですがね・・。
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