カンフー道場のコンセプト~武術編6~

もっとも実戦的な格闘技として、総合格闘技をあげる方が多いと思われます。
これはここ十数年の間に、初期UFC(アメリカの総合格闘技団体の草分け)時代からは見違えるほどに発展しましたし、もっとも進化した格闘技であることは論を待たないでしょう。
しかし、これがホントに実戦的か?といわれると、疑問点がいくつもあります。
一例として。
先日、菊田早苗選手と桜木裕司選手が、グローブをつけずに顔面を殴りあうという、特殊なルールの
総合格闘技試合を行いました(これはユーチューブにもあるのでご参照いただきたい)。
総合のリングでの実績、世界一に輝いた寝技の実力からして、菊田選手圧勝か・・?
との予想を覆し・・桜木選手の秒殺KO勝利に終わったのでした。
これは、桜木選手に卓越した打撃技術があったのは無論ですが・・
菊田選手の敗因は、裸拳での顔面攻撃への警戒心(あるいは恐怖感?)から、タックルの踏み込みが浅くなり、
テイクダウンするどころか桜木選手の打撃の空間に、まともにハメられてしまった・・ということではないかと推察します。グローブありだと展開が違った可能性がおおいにあり、ではないかと。
総合格闘技は、急所への攻撃のほかにも
バスター(相手を持ち上げて、頭か首から叩きつけるように落とす危険技)
ジャイアントスイング(相手の両足を持ってくるくる回転して、最後は遠心力で投げ放す危険技)
等、実戦だと誰でも思いつきそうな技が安全のために反則技になっていて、実は結構ルールに縛られた競技です。
上記2つの反則技が解禁になっただけで、寝技が得意な人は非常にやりにくくなるわけです。
下から寝技で極めるっていうのが、もうダメになるでしょう。パウンド(上から押さえつけて殴る)がありの時点で、寝業師は非常にイヤなんですね。さらにこれもありだと・・ほとんど立つしかないぐらいじゃないでしょうか。ましてナイフなんかもってたら・・。
要するには、総合格闘技も安全管理されたスポーツであり、実戦であれば当然ありえる攻撃に対する備えとしては万全ではない、ということです。
カンフー道場では、総合格闘技の技術も大いに研究して取り入れますが、あくまで実戦の中でいかに生かすか・・
という視点を失わずに練功していきます。ルールに守られた部分があってはいけないわけです。
またカンフーの推手で培った、自空間維持能力があれば、武器に対しても同様に護身できます。
そもそも推手は、双方が武器を持った状態を想定した、きわめて合理的な実戦練習だと思います。
興味がある方は、是非体験してみてください!

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