気功の練功を積む上で、気功の「危険性」についてもよく知ることが重要です。
筋肉トレーニングをすると筋肉痛になり、異常なほどにハードにやりすぎれば靱帯を損傷したり、果ては疲労骨折したりもする。
同様に気功の練習も、ハードにやりすぎれば自律神経の失調、精神不安定等の症状が出る場合があります。
これは白隠禅師が患った、禅病(魔境)のようなもので、そこそこ素質があって若くて、やる気が十分な方は、程度の差はあれ・・ほぼ皆このような症状を経験しているはずです。
当カンフー道場ではこのようなことがないよう、立禅のみ練習し、座禅(瞑想)はしません。
立禅のいいところは、キツイので、特に初心者は数分しかできない、ということです。精神神経に変調をきたす間がナイです。
座禅になると・・これも座り方や根性次第ですが・・
初心者でも長くできるために、瞑想が迷走していってしまい・・名僧にはなれないのです(笑)
立禅も、やっていて気分が悪くなる場合は即座に中止し、休養すべきです。
また、練習後に極端な疲労感をおぼえる場合も、やり方、意識等に間違いがあるのでいったん中止し、次回に質問
していただいて、修正しましょう。
経験豊富な師について、安全に無理なく行うべきです。
ようは、あんまりキマジメにやらず、リラックスして、柔らかな気持ちで行い、やりたいときだけやる、ぐらいで最初は十分なのです。
一気呵成にやると、なんでも副作用が出がちです
著者について