月別アーカイブ 2013年3月30日

上達のコツは・・3

他に多い質問として・・
精神を鍛えているのか?瞑想のような、精神的な修行がカンフーを生むのか?悟りが開けるのか?
というようなものがあります。
これは完全に否ですね(笑)
立禅等の、一見すれば精神修行のような練習も、実は100%実用のための練習なのです。
これは続けてみれば分かります。
功力を養い、内功をともなって動くためにやっているもので、剣道の素振りとかサッカーのシュート練習のような、むしろ目的意識が非常に明確な練習なのですね。
神秘なんて求めちゃったら・・
普通の格闘技半年ぐらいやった程度の人にもフルボッコ負けして、眼が覚めるでしょう(笑)
また、精神的に立派であることは悪いことであるはずもないですが、それと武術の実力とは相関関係のないものです。
ただ・・
カンフーをものにするには、先入観を廃して自分の姿勢や日常動作、歩法や心構えに至るまで意識を向け続けなければなりません。
このような経験というか、習慣があれば・・
つまらないケンカみたいなものに興味がなくなるし(やっても相手がびっくりするぐらい差があって相手のやる気がそがれて終わるし、コッチも張り合いが何にもない)
金とか名誉?・性欲みたいなものも、冷静にみれば相対的かつ刹那的なもので、全力出して追う価値もそれほど・・?みたいになるんじゃないかと思います(そうじゃない方もおられるでしょうが私はそんな感じですね。あるけどね
とにもかくにも・・
あくまで技術が先で、精神とかは付随してくるだけです。精神では強くなれないですよ。

上達のコツは・・2

毎日何時間ぐらい練習すればよいか?という質問をよく受けます。
私は他項にも記したように、初めのころは基本的に毎日数時間は練習しました。
これが良いか悪いか?
・・まあそのぐらい熱心なほうがいいと思いますが、これは心意気とか精神論的な話。
今現在の私の練習時間はといえば・・
なんと・・おどろきの0分間です(笑)
気功および内功武術は、感覚を掴んでしまえばもう、自転車と同じ。とくに練習は必要ないのです。
常に気がみなぎっている状態ならば、気を集めたり、気の流れを変えたりする必要がない。
やるとかえって良くない場合すらあるのです。
(当道場生の方は、私に体調の変化等をいつでもメール等で質問していただいてかまいません)
毎日、気合と根性でがんばるもよし。
やる気のあるときにチョイチョイやるでもよし。
しばらく止めてみるもよし(かえって熟成されて上手くなったりするから不思議です)。
とにかく自分のペースでやってみることですね。
大きな変化はある時忽然とやってくるものです。楽しみですね。