月別アーカイブ 2014年9月22日

カラダの使い方が重要なのか?

立禅等のボディバランス、体内の平衡感覚は非常に重要です。
ただそれだけで強くなるか?というと・・無理でしょう。
「月刊秘伝」を擦り切れるまで読んでもダメです笑
それよりかはボクシングジムに通うとか、とりあえず乱捕りばっかりやるか・・
せめて筋トレするほうが二億倍はマシです。
バランスがいい素人<<<<<格闘技熟練者、という構図になると思います。
なので当道場においては、打撃限定か、組み技限定で、まず自由攻防でやってみる、ということにしています。
カラダの使い方やら構えやらは、自己流でも結構。今までやってきた武道をそのままやって構わないです。
そうすると、武道武術に対して持っていた幻想妄想が完全に消え去るのが分かると思います。
手首を持ってジッと我慢してる人を吹っ飛ばせる人が、両手推手では赤子同然だったり・・
空手の先生なのに、大して強くない人に組まれて寝技でボロボロに負けたり・・
そんなもんなのです。
結局現実に即した練習でなく、ナゾの伝統的な練習しかしないから、もう戦えない武道武術になってしまっている。
私はこの実情を憂えてこの道場を発足しているわけです。
超が付くほどのリアリズムで武道武術を捉えなおさないと、イザという時に到底モノの役には立たないということ。
これは是非知っておいていただきたいですね。
手品的パフォーマンスや、アクション俳優的な演武をみて、その気になったら一番アブナイことになりますよ。。

この動画で実戦を語る。第二弾。


これはボクシングのチャンピオンと、詠春拳(ブルースリーの創始したジークンドーの原型)の師範との試合の映像です。
これを見てどう思われますでしょうか。
私はこの詠春拳の先生は、かなりの使い手と見えます。
構え、歩法、動いた時のカラダの統一感・・どれをとっても一流でしょう。
相手ボクサーとは体格もリーチも相当違いますから、結果はごらんのとおりですが、まあ恥ずかしい結果でもないと思います。また、詠春拳は、素早い目突き攻撃がメインといってもいい拳法ですから、グローブルールには不向きです。
このぐらい体格差があれば、相手がド素人か、打撃はできるが組み技や寝技は全くできない等・・
何か弱点がない限り厳しいのが現実です。
両手推手による崩しは、体格差があっても有効ですが、打撃力・組み力・打たれ強さ等は当然負けることになりますから・・
最終的には体格がいい方が有利なのは否めないですね。
ただ、そこをかなり乗り越えていけるのが真の武術の醍醐味ですし、カンフー道場の真価でもありますから・・
本当に、リアルに強くなりたい方はこれが一番だと思います。

この動画で実戦を語る2

この下の動画を見て「こんなのに勝つのは私には無理だ~」と思われた方は、概ね正しい見解をお持ちな方です。
このような体格の男が、気が触れたように殴りかかってくる・・
しかもこの殴り方だと拳の骨は折れているでしょうが、ほとんど気にしないで殴りつつけてくる(この殴り方したら折れるのは明白なので、ここ一点だけでもこの男は素人だと分かるが)、少々の反撃など火に油。
この状況なら、少々心得がある程度でも気後れして、飲まれそうになるでしょう。
目突きや金的蹴りがモロに入れば効くでしょうが、不十分だったり外れたら・・殺されますね。
こういう場合に落ち着いて対処できるかどうかが生死を分けます。
なぜ落ち着けるか?
これは精神修養の成果ではないです。
自分の地力に対する信頼感。これに尽きます。
推手やスパーリングによる生きた技で相手を崩せる、攻撃を当てさせず、こちらは当てる技術が染み付いていて・・
イヤでも無意識に出てしまう状態に常にある。
一発屋ではダメです。
「そんなの関係ねぇ」って言って、ウケなかったら終わりじゃ危なすぎる。。
自由攻防の中で、本質的に素人とは全然違う動きをしないと本当の武術ではないのです。
また、どっちかがぶっ倒れるまでやるとなると、こういう総合格闘技のような様相を呈してくるので・・
寝技とかもやっておくべきなんですね。
公開しませんし、スパーリングなどでも危険なんで出しませんが、寝技を実戦で簡単に決める(もしくは簡単に脱出する)方法はいくつもあります。
一般的ルールを無視すれば、女性でもあの金髪ゴリラに勝てますよ笑
このへんは実際に習いに来られた方の中で、ちゃんとした信頼できそうな人には教えます。
バカが悪用すると色々とヤバイやつありますね。
四段ぐらいで?教えます。それまでは一般的な練習をして、まず慣れることと体系を把握することが肝要です。

この愚かな動画で実戦を語る。


ニコ生の喧嘩凸という、まあバカバカしい喧嘩の映像ですが、すさまじくガチですね笑
他山の石にしましょう。
黒髪の方は柔道二段らしい。
金髪は素人ながら身ごなしが軽くガッチリ型(推定85キロ?)で、運動神経がいいタイプ。
※もし黒髪と金髪が同じ柔道部にいたら、黒髪は金髪に絶対勝てないでしょう。
※こんだけ体格良くて動けるタイプは、なまじの軽量級のプロボクサーとかより強いでしょう。
 腰の構えがいいので、ラグビーかアメフトの経験者っぽいですね。
で、黒髪は向き合った時点で萎縮していますから、途中ブチ切れしない限り負けだと分かります。
向き合った瞬間から金髪のパンチ。
黒髪、くらいつつも組み付いて谷落としにいくが、道着がなくてスッポ抜け・・
なんとなく出したヘボタックルの頭を抱えた金髪が猛ラッシュ。
後頭部や脊髄にヒジとか、相当危険な技を普通に連打する
※完全にバカです。後遺症あるでしょう。
黒髪くらい続け、最後は一応マイッタする。
これ見てまあ・・どっちも素人で歯がゆいですが、黒髪はあの体勢からさらに深く手を差し入れて相手を持ち上げて落とし、押さえ込めばいいわけですが、その技を知らないか・・もう金髪がコワくて「早く終わってくれ・・」状態なんでしょう。
最初の気の勝負がなかなか重要で、立禅が最高に真価を発揮する。
まあ実戦てこんなもんですね。。
素人でもアドレナリン全開で、全部の格闘技の知識をムチャクチャに出してくる。
手加減もルールもない。止める人もいない。
逆にこんだけ殴ってもあまり効かない、とも言える。
型の練習なんかじゃとうてい追っつかないし、一定のルールだけでやってても危険。
さて・・この金髪を簡単に取り押さえる自信ありますかね?
これに体重差10キロ以上あってもガチンコで勝てたら、カンフー道場三段~四段ぐらいあるかも。
これに負けたら有段者にあらず?
まぁ参考にしましょう。実戦は甘くないってことが言いたいだけです。。
※この金髪をボコボコにして押さえ込み、
「僕はウ○コの化身です。生まれてきてスイマセンでした」
 を、キッチリ80回言わせたらカンフーマスター(五段)でいいです笑