今日は二段のH田さんと、千葉から参戦中の初段H鳥さんの参加。
最初ちょっと投げの練習して、その後打撃の威力の出し方等の研究をしてもらう。
特に蹴りは重心操作の練習になるので、よく練習してみてほしい。
今は自分としては、本気で相手に打撃を加えるというのはヘッドギア付きであれ差し控えている。
そもそも総合格闘技の試合において、全力でバウンド(マウントパンチのこと)を打ち込みまくれるのは・・
レフリーに「俺の勝ちだぞ、ホラ止めろ止めろ」というアピールの面があると思う。
実戦においては止める人がいるとは限らず、相手が死んでしまう可能性を考えたら・・実はなかなかできないのではないかと思う。
なので意拳と柔道のアイノコ的な、まぁ少林寺拳法や合気道の上位互換的な?スタンスがもっとも「実戦的」かと思います。
以前よりH田さんは柔らかい動きができている。H鳥さんは馬力十分ながらチトかたいかなという印象。
腰車にたいしてうまくついて行って、谷落とし的に切り返して上をとったのは非常によかった。投げは警戒していればなかなか決まらないが、その上をいく投げの技術がホントの投げだと思う。
ケガしないように、かる~くやってもらった。
H田さんは他の意拳の道場に行っても相撲的には強いほうかと思うが・・
こうして打撃をやると手が「生きた手」として効いてる感じがないのが課題。
まぁ打たれ強いはずだから、流血してもとにかく組んじゃうという手法もあるにはあるが、そこはもっと工夫していく必要があると思う。
H鳥さんは他での経験もあるので打撃勝負となれば一枚上手という感ありなんですが、H田さんの推手がよくなってきてその差もそれほどないか?
ホントの打撃は当てないと・・それもまぁまぁ当てないと分からないが・・まぁ今は推手の延長で少しやってみようということです。
全体としてH田さんはやはり二段筆頭の実力は十分あるレベルに達していると思う。
こんどS田さんとまたデスマッチやりましょう。H鳥さんはもう少し柔らかく動く練習をしたらもっと良くなると思います。
参考動画
これは見ててエキサイティングな気分にならない人いるのか、というほどの動画。
最初のは前のとカブってるが(どんだけ見てんだよ笑)、じつにエキサイティング。
こめかみにチカラが入る人多いはず。嫌いな人は全部見れないほど不快に思うみたいだが。。
この時に自分はどうするのか?という目線でシュミレートするとよいと思う。
同じレベルで殴り合うといろいろ面倒だから・・いかにここから推手に持ち込むか、投げ抑え関節技極めるか・・
という当道場の技術体系で冷静に対処するということが不敗につながります。
頭にきてカーッとなれば、達人でも思わぬカウンターに沈む場合もあります。
実戦はやめ時というのもありますから、常に冷静沈着に。しかし決して急所は打たせずに。。
著者について