月別アーカイブ 2016年7月27日

武道武術と気功・瞑想および精神世界について。またその危うさについて。※追記あり。

昔は武道だけじゃなく気功やヨガを習いに行ったり、本を見て独学で断食したりして笑 そういうのに相当コッタ時期もありますね。
とくに立禅からの小周天・大周天に関しては、まぁ日本でもこんなに頑張った人いるのかというぐらい・・
20代前半のころは一日五時間ぐらいやりましたからね。あんま意味なかった気がするんですが笑 体調悪かったし。。
なんでこんなこと書く気になったかというと・・昨日の19人殺しの容疑者を見て、ですね。
彼は大麻をやったそうですが、昔ヒッピーと言われる人が「瞑想なんて無意味。大麻なら2分で天国」なんて言って・・
ようは普通じゃない精神状態を体験して、普通じゃない人間に進化したかのような感覚に陥ってしまったわけですね。
心理学者の河合隼雄氏はこれを「高山病」と表現していましたね。
コツコツ修行して登るんじゃなく、ヘリで行っちゃって一気にやばくなり、対処法も知らない状態。
武道の世界では武神館の初見良明師が
「武道はのめり込むと精神病になる。自分は弱いという不安神経症になったり、誰かが襲ってくるという被害妄想狂、自分は誰よりも強いという誇大妄想・・。それらに一通りかかって、なおかつマトモに戻ったものが達人になる」

・・という趣旨のことを著書で述べておられますが、まさに至言であると思います。
道元禅師も宋まで命がけで行って死ぬほど修行して、結局空手還郷ですからね。
実は普通の人がほぼ一生体験しないような感覚に、瞑想とかでいけるんですよね。ここで勘違いする。
それはラリってるだけだと思う。あるいは酒に酔って気が大きくなってる状態ね。
結局「素」が一番強いんじゃないですかね。武道の動きでも、作り物感があると弱いというかね。
またアツくなりすぎてもダメというね。
もし世の中を変えたいなら・・泡沫候補でも選挙出たらいんじゃない?あるいは会社作ってのし上がるとか・・
※ちなみに千日回峰行2回もやった酒井雄哉和尚も「欲望は消えない」「特殊能力はない」といい、一日一日を大切に・・なんて、
 そのへんの校長がみんな言いそうなこと言ってるだけである。
追記
個人的には精神的な修行は無意味というか・・やるとむしろバチが当たるきがする笑 
人間以上のものになりたい、普通はイヤだというというようなオコガマシイ奴に向けた、神仏のバチが。
寿司屋で修行した・・とかならいいけど。

命がけの実戦でガチで絶対負けない人になるために自由推手しています。

体験しても武道初心者の方にはうまく伝わらないかもしれませんが・・
実戦に備えるための最重要事項は体作りだと思います。身体意識重視の。
「技」を覚えちゃダメ。
なぜかと言うと・・相手が何してくるかわからんからですね。
あの技かけてやろう、あのコンビネーションで仕留めてやろう・・
こういうのはまずウマくいかない。
相手も常に動くし、力の入れ具合等も変えてくるしフェイントもあるかもしれないし・・
ある固定した状況でなく、底抜けに自由な状況で使える技が本物ですね。
自由推手に熟達すれば、全力で殴る蹴る等抵抗する相手に自分の手を当てると、相手を止められるようになる。
ナイフ等を持っていても・・です。
実戦の場合は相手が素手のほうがレアだと思っていたほうがいい。
これが防御の基本。最悪腕は刺されてもいいわけです。突進を止めると。
・・基本は武器には武器で対応しますが。
ここから先は投げて抑え込んで絞めてもいいし、そのままマウントパンチ連打してもいいし。
技っていうか・・腰が落ちて相手の圧力に耐えられること。
手足を出したらそこに力が乗っていること。足さばきがスムーズであることなど・・
動きのコツというか、体の文法?に従って合理的に動けることを訓練したほうがいいわけです。
私は「こう来たらこうする式の武道」では永遠に使える気がしなかったですね。
なのでそういうのじゃない、ガッチガチのガチンコの勝負用です。
ベットを背にして立ち「後ろは駅のホームで電車来てる設定」でも絶対押されないで押し返せる・・というのが自由推手の成果ですね。
これができると度胸がつきます。というか丹田ができてないとできない技ですね。心身の鍛錬になります。
しっかり立つ。しっかり歩く。これがなかなかできないもんです。

さらにその「しっかり」をコッソリ崩すという技もあるから奥深いんですが笑

初めはまず「しっかり」を目指していきましょう。
それだけで実は、型や技よりずっと実戦で使えます!

まじめに二年ぐらいやると実感できると思います。
無料体験・入会・セミナー希望など・・常時お待ちしています!

よろしくどうぞ(^_-)-☆!