武道の世界、とりわけ伝統武道やら中国拳法の世界には実力のある先生は少ないですね。
まず殺陣と実戦が全然違うということすら一般の人はわかっていないというのは以前も記した通りです。
ルールが階級が~とかいうのもダメですね。そんなのは実戦にはないから論外です。
私の店の前で昨日
A「この先生はすごいぞマジで全然動かないらしい」
B「だってヒマあれば筋トレしてるような人だぞ。そら力あるだろ普通「」
みたいな会話してたんだけど、出て行って説明する気も失せるんですよね笑 言っても信じないし理解できないはずですから。
あと今はそこまで筋トレはしてないです。。
まず・・筋トレしたら私のように動かなくなるなんてことはないです!これは断固そうです。
パワーある人どんどん体験してください。そういう単純なものではないとすぐわかるはず。
最大筋力をあげるというのは、マリオカートでいえばエンジン性能を上げるということです。
それで基本のスピードは上がるんですが、コーナーでの減速を誤まるとコースアウトするか、大きく膨らんでむしろ遅くなるし、タイヤの性能次第ではスピードを上げられなくて無意味化する。
要は総合運転技術・コミコミのマシン性能の問題であって、パワーは一部に過ぎないのです。
内功というのはパワー及びその使いこなしの問題ですね。化剄はマリオカートで言えばバナナの皮とか亀の甲羅にあたる。
歩法はコーナーリングテクやグリップの強さで、最後はそこで決まってくると思いますが・・
そういう「武器」を駆使すればだれでもそこそこ強い。
ただ「俺アメフト部だけど鍛えてないぞ」とかいう人いないように・・
鍛えて損する部分もほとんどない。筋トレ幻想で、ただ鍛えりゃいいというのならすぐコースアウトだけど笑
だから両輪だと思うよ。鍛えないほうがより技術に特化しないといけない分頑張れる人はいい部分もあるが・・
鍛えたほうが簡単にクリアーできる部分もあるし、そもそも力の出し方をウエイトトレによってある程度身につけられる部分もある。
ただ私が腕つかんだらそれだけで動けないよ。これは力の集中とかいろいろな要素がある。パワーだけではできない。
そういうことで・・
とにかくアタマを使うということね。ただ馬鹿力でやってるんじゃない。
自分も相手も自由に動く状態で力を出す、というのがそもそも精密な技術であって、それが自由推手なのです。
いつでも力が出る状態で構え、歩き、攻撃し防御する。これが厳密にできるのは正直日本で10人もいないでしょうが・・
そこを目指してやるんであって、力の量の問題ではないということ。これも体験すればわかる、と言いたいが・・
体験しても「この人力あるな~」で終わるのが一般人の多数派というのが悩ましいところです笑
力がいつでもある。どのタイミングでもある、という武道なんですね。パワーの量はそこそこでも、スキがないんです。
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