空手や柔道の道場などはだいたい少年部がメイン収入で、まぁ子供向けなんですね。
小学生でたいていやめる。高校受験でほぼやめるという状態。
しかし子供の技術レベルで大人になってからどれだけ使えるかというと・・
まぁ御察しなんですが、そういうもんですからね。実力よりそれっぽさを演じれば充分ダマせる層で、色とりどりの帯とか適当に出してればWINWINともいえる。
「子供の時に~空手、~拳法やってた」という人はみんな全然な感じですけど 、そういう理由からだと思います。本質が分かる年齢じゃないというね。
それ以前に・・
その流派という縛りがある時点で、片腕をしばってやっているようなもんで・・非常に不利ですけどね、実は。
そういう状態か、型ばっかりやって自由にやらせないか、でしょう。
それで強盗にでもあってどうするの?とかそういうコンプライアンスは全然ないんです。
ただワタシは伝統を受け継いでまっせというだけ。「片腕しばって弱体化する」伝統なのに、ですがね。
結局自分の庭でしかやらない、やらせないで、外でどうなろうと知らんというのが伝統の正体ですな。子供にそこ教えてもしんどいでしょうがね。
うまく自分及び自流派の信者にして金を巻き上げる、という意味においてはすばらしい伝統芸というしかない笑
儲けるための型なんであって、それで長年騙されるほうもどうかという話ですが。
武道の本道である、素の実力を向上させる、というのがうちの道場の目的ですが、そういうところはほとんどないですね。
一般的には無意味な虚像とか、ヒゲの爺様にひれ伏すナゾの宗教になってしまっているのがなんとも残念なことです。
ほんらいルールも階級もないし、遠慮もケガさせない配慮もモラルもなーんにもないんですね。
そういうとこに放り出されて、さぁやれというのが実戦なんですが・・
ほぼ対応できないんですよね。そういう練習じゃないからね。
そこを日常の姿勢から歩法から変えて対応しようというのがこの道場なんですが・・
そこ分かるのはある程度やってきた人かなと思いますね。もうだまされないぞと思った人向け?というかね。
全然普通と違う部分がないと、本当には強くないんですよね。
そこに至るのが本道であって、型とかましてオビ色とかじゃないけどもね。
ありもしないルールを守ろうとして死ぬとか、そういうことにならないようにしておいた方がいいかと思いますね。
本気でかかっていったら勝てそうなセンセイだらけですが、 私よりも だいぶ儲かってますからね笑
ここが人生の面白い、かつ切ないところなのです。
追記
この方はむかし雑誌に出ててた、隻腕の合気道家というか格闘家。
相撲も片腕(といっても手首から先だけ)で北海道チャンピオンになった方もおられるし・・
ハンディを克服して戦いに挑む精神力には脱帽であり、まったくそういう方を誹謗するものではないことを付け加えますね。
どれだけ不利かということは経験者ならずとも想像できることでしょう。
女性だったらできないとか子供はできないというのも全部言い訳に過ぎず・・
根性があれば人並みより上までは必ずいけるものだということもこの方が証明していると思う次第です。
私ももし片腕になっても続けますしね。
著者について