月別アーカイブ 2022年8月22日

押すだけじゃないです笑 推手の意味について。

店頭近くで主婦?の方がまぁまぁの声で・・

「ここは押すだけみたいよ!押すんだってさ」とか言ってたんで、この場で説明をしたいですね。

一部しか見せないのと、反応が薄い場合は特に説明もせず終わる場合もあったのが、こちらの原因かなと。

まず、押すというのは難しい運動でして、自分の中心から力を出さないと本当には押せないんですね。

つまり中心感覚があるか否かの確認テストになりえる。

また、見よう見まねでは出来ないというか、一年ぐらいやっても分からないでしょう。

よって、押せるか押されないかを見るだけで、内功力があるかどうか、その理解力を測れるわけです。

力の集中力を使いこなす=内功ということですね。

相手を押せれば、その崩れに乗じて殴る蹴るもできるし、投げもできるという理屈。

逆に押されなければ崩されていないのでほぼ負けはない、ということ。

単純に言えばテイクダウン耐性が高く倒されにくい、腰が入っているので打撃が重い等の効果がでる。

押すことから技が派生するわけですが、引くというか回り込む場合もあるし、そういうのは相撲と同じようなとこもあるし、違う点もある。

ただ技を覚えても、肩に力がガチガチに入ってるなら効かないもんですから、力の出し方そのものを根本から変えるように指導しています。

技は形として100個覚えてもほとんど意味ないけど、力の出し方がよければ全部勝手に技になるというのが、当道場における要訣です。

自分が押せないのに相手は好きなだけ押せる場合、まず自由にいっても勝てない。

そういうことを安全に少し見せてるつもりだ、とご理解いただければ幸いです。

自由攻防で見せてもいんだけど、なんか角が立つのと、体力がない方は突発の怪我もあり得なくはないんで、この方式でいいと思っています。

また当然ながら、正しい姿勢・重心(丹田)を作るためのチェック機能として、気功の訓練としても非常に重要ですね。健康効果を正しく得るために。

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