月別アーカイブ 2017年5月24日

投稿者:momijiro

男女の差を埋めるのは・・

天下の吉田沙保里様と亀田大毅君のレスリング勝負。
吉田さんはフィジカル的に成人男性ぐらいはあるんでなせる技ですね。
ただのテクだけでは実は難しいとこだと思います。
さらに柔道や柔術だと道着のツナヒキテクが出てきて、かなり経験の差が開く。
むかし柔道の山下選手が現役時代にレスリングやったらすぐ負けたらしいけど・・逆もまたしかりでしょうし、そういうモンですね。
あるルールの、ある階級の、ある時点でのチャンピオンというのは武道的には無意味ではないけど・・最高の価値では全然ないと思います。
柔道の大会でも一流選手が顔面に手が当たっただけでしばらくひっくり返ってみたりするし・・
だんだんと分業化していくというかな。
スポーツとしての純度が高まって、実際には云々を抜いて競技力に集中していってしまうために現実とは乖離してくる部分がある。
総合格闘技ですらそうですからね。
それでも型踊りオンリーよりは一億倍はマシですが・・かえって危なっかしい面が出てくる。
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その辺を考えていく。
あと暴力というか、力の行使に敏感なこの世の中についても配慮していく。
その辺のバランスがあります。
魅せるとかチャンピオンを決めるより地味だけど・・
より安心で、より自信を持つことができるものでありたいというのが当道場の趣旨です。
基本的に格闘技でいいんですよね。でももっと現実主義だということです。
体格的に並みの女性でも・・
力のバランスを覚えればかなりのとこまで行くはずです。
もちろん相当努力いりますけどね。ちょっとぐらいじゃ並みのオッサンのほうがだいぶ上だと思います。
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投稿者:momijiro

自由推手における寝技の攻防についてなど。

今日久しぶりに千葉初段H鳥さんが来られ、いろいろと練習した後で寝技スパーを是非にということで実施。

実は寝技を慌てずに、ほぼ自由推手の感覚でできるようになったのは去年ぐらいから?だと思う。
それまでは「寝技」という概念に縛られて「寝技」を一生懸命やって焦ってしまっていたかな。
今は相手と自分のバランスを見ながら、そんなに頑張らなくてもできる。
自由推手でも寝技でもそうだが・・うまい人はバランスよく全身を操縦している。
体が大きくてパワーが私よりある人はゴマンといるが、私のようにパワーの保存がうまい人はそうそういない。
瞬間のパワーより隙間のない、持続的な安定した螺旋状のパワー=剄力。
実はパワーをうまく使いこなせれば、結果的に自分よりパワーのある相手にパワーで勝てるのである。

レーシングゲームで言うのなら・・中の上ぐらいの速さでもコーナーリングなどがうまくロスが少なければ勝てるし、エンジン性能が上でも壁にこすったり芝生の中にタイヤ出ちゃったりするとダメ・・みたいな話。
無駄に動いても疲れるだけ。
コーナーで大きく膨らんで追い越されるか、コースアウトするシーンを思い浮かべるといいよ。
体の操縦なんだな結局は。姿勢から歩法、発剄。
全部自分のバランスの問題ですね。立ってても寝ても。
寝技は必要不可欠だけど・・
それは打撃技という、本能に根差した最もあり得る攻撃を意図的にお約束で排除した、あるゲームに過ぎないこともまた事実。
引き込んでしまえば・・という考えが安直なことは、名だたるグラップラーが二流以下の総合選手に失神負けした例が枚挙にいとまがないことでわかる。
あくまで立って相手の手を抑え込み、投げて抑えてから始まる寝技が理想です。下からの寝技もできればなおいいですがね。
当道場には基本的にルールも、「ない技もない」です。
逆に使えないものは全てそぎ落としています。
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