カテゴリーアーカイブ 武術

投稿者:momijiro

現代武道の需要と供給の関係と、強くなる方法。

私の武道はなんとしても子供受けが悪い。。

子供は戦隊ヒーロ的な動きがしたいとか、単純にカタチから入るから・・
ほとんどの大人もワカランけども子供が喜ぶなら習わせよう、みたいな。
実はたいていの道場経営者のメイン客は、空手でも柔道でも子供なんですね。
だから使えないけどカッコいい、それっぽい「武道」が蔓延する原因は・・
実はマーケティング理論の当然の帰結なんですね。
そのほうがウケるし儲かるんだから。カッコ良さが大事。
ソレっぽい演出の殺陣は素人受けが抜群なんだ。変なクセついて武道の本質と逆行するのに。
ルール決めてボコボコさせるのも・・全部に対応してるわけじゃないから中途半端な感がある。
なんかスポ根的満足感はあるにしても、ケガリスクの割にはあんまり・・
一生もののケガを小学生で負う場合もあるし。
当道場は基本オトナ向けというかな・・アンチテーゼなんですよね。
いろいろ考えなくてはできない部分が多い。
子供でもそういう思考センスがあれば可能。オトナでもあんま考えないタイプはすぐ辞めちゃうけども。
「実際に本当に使える」ということで考えたら、どうなればよくて、どうなればダメかを考えなくてはいけない。
ただ型やって、こう来たらこう返す的技を100個以上知ってるよりも・・
相手がどう来ても2つか、せいぜい3つある技のパターンに持ち込む練習をするほうが大事。
「何年やればいいですか」とよくきかれるけども・・
アサッテの方向に努力してると、三年なら三年分むしろ目標から遠ざかってると思う。
正しい方角であれば、たとえ亀の歩みでもいつかは山頂をみるんじゃないでしょうか。
分け登る麓の道は多けれど同じ高嶺の月を見るかな by一休禅師

でも・・

私からするとそもそも登ってない先生が多いように思いますね笑

麓で理屈こねてイバッてるだけという。

そうならないためにこの道場がある、と思っています。

今「その時」なら何ができるか?という。

無料体験・入会随時絶賛大募集中です(^^)/




投稿者:momijiro

格闘家の方と初練習。やはり内功が大切。

久しぶりに格闘家の方と練習し、寝技などもやってもらう。

私より高い技術を持ってる場合は物々交換的になってもOKということで。。
キックのジムに通っているそうで、前より蹴りが走っていて威力が上がった感。モチはモチ屋だ。これは新しい武器になってる。
私が最近おしてる内功パンチを体験してもらうと、威力に驚いた様子。
打撃からの推手的崩し、テイクダウンの連携は従来どおり相当有効なのを確認。
もっともその方もグラップリングで立ちからスパーすると勝負つかないぐらい強いんだけど・・ちょっと違うわけだ。押すと強くないからね。
押す=打撃の攻防の圧力だと思うんで、そこが課題か。
立禅・三体式・挙式等の基礎練習を相当やりこまないと・・内家拳の動きにはなってこない。
寝技も前より自分に余裕が出て、相手がよく見える。お互いディフェンシブだとこれも延々と続くんで、ころあいでお開き。
いい練習になりました。寝技ジム復帰も考えたけど、たまにでいいな笑
総合というか実戦での寝技と、寝技勝負のための寝技はちょっと違うし。
自分も試合出たら勝てるだろうなと思うけど・・殴る蹴るが得意なわりに好きじゃないんだよね。かわいそうな気がして。
自分は推手の達人で十分です。それを生かして戦える人が育ってくれればいいやと。
無料体験したい方はいつでもどんどん直接店頭まできていただきたい。

ボコボコにしないし、絞め落としもしないし、ケガもしないですよ。

新しい年に、新しい出会いを!
投稿者:momijiro

格闘技の危険性と実戦・武術について

私の世代的に超ナツイ!!
でもこのぐらいでもこんな大けがする場合あるわけですね。レアケースというか、元々ケガしていたか頸椎が弱いんだとは思うんですが。
しかし格闘技とかやりたい若者や中高年の方は、この現実を知っておいたほうがいいでしょう。

ガチで殴り合い蹴り合い、投げ固めあうというのはリスクが高い。死ぬか半身不随もあるということ。
この藤野君だって、完治じゃないと思うよ。。後遺症はあるだろうし、今後老化していくとますます再発の危険が高まる。背骨のケガというのは怖いもので、手術で治るというもんでもないです。

私のとこでケガした人はいないけど、こういう練習をほぼしないからですね。
自由推手に熟達すれば、実はこの手の練習をしなくても実力がどんどん上がる。
そもそも実戦はもっと危険です!
いつ襲われるか、何人いるか、武器は何個持ってるか・・全然分からない。
金属バットで殴ればボクシングどころじゃないし、体格の大小も、老若男女もへったくれもない。
だからなるべくやらないわけだ。身内に被害が及ぶ可能性もあるし。
やるにしても格闘技の試合とはだいぶ様相が違う。そこを理解して実戦に備えなければいけません。
そこを学ぶのが武術ですね。スポーツマンじゃダメだ。武術家じゃないと。
自由推手の間合いを保てれば武器にも即対応できます。まぁ普通武器持ってるはずですからね。
そこらへんも考えてないと・・護身術じゃない。
「とにかく全力で戦えばいいってもんじゃない」ということを覚えておいたほうがいい

と思いますよ・・
投稿者:momijiro

実は武道や武術の研究はもうしていない・・達人幻想は捨てよう!

武道や武術の雑誌等のことや、経験のある具体的流派の技などのことで質問を受けたりしますが・・


現在そういうの私は一切見てないんですよね。
昔はさんざん見たし定期購読したりもしたけども。。
結局は素手の場合、総合格闘技の試合に出てくる技をいかに使うか・・でしかないと思っています。
そこに至るための自由推手による崩し・・ということで終始一貫しています。
その他の「技」というのは・・実際にはまったく使えないか、ガチで戦ってみれば気にならない程度のものでしかないですね。
総合格闘技の試合はユーチューブでだいたい見てますけどね。
昔ですがTVでも有名だった某フルコン空手世界チャンピオンが、総合格闘技のジムにて・・
名もない大学生の練習生に手も足も出なかったというその筋での逸話を出すまでもなく・・
ホイスグレーシー以来はもう総合じゃないと駄目でしょうね。
例えば合気道や少林寺系の人は、手首の立ち関節技を必死こいて練習してますけど・・
あれ何で総合の試合で出ないかというと・・相手を倒したいなら片足タックルか足払いでもしたほうがはるかに簡単で、実は力もいらないからですね笑
ガチの状態で立ち手首関節技を極めるのは、胴回し蹴りでKOするぐらいの確率ですね。万に一つはあるかな?いずれ非合理的な技なのは間違いない。
(注;胴回し蹴りがフルコンの試合でなぜ決まる時があるかというと、顔面なしのため頭部の防御意識が薄いからだと思われる。実際キックボクシング等の試合で決まったのは一度も見たことがない)
寝技や投げの試合もあんまり見ないですね。これはこれで試験管ベビーみたいな・・真空状態の技みたいなもんですね。
実戦ではありえない状況。総合格闘技も実戦そのものじゃないから・・
やはり自由推手の間合いで、武器もかわしつつ、使いつつ・・
というのが一番いいんじゃないでしょうかね。
競技に徹すると・・また新しい試験管ベビーの誕生ですからね。
何度も言いますが、達人なんて雑誌の紙面にしかいないよ笑 
ただ上級者というレベルがあるだけです。
やるべきことをしてきた人というね。それが達人といえば達人ですが。
ブタは空を飛べない、というのが現実でしょう。。
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(これ30後半には泣けるほどなつい・・)
投稿者:momijiro

少林寺拳法について真実を少し~武道の発展とは何だろう~(改訂版)

私は某ニッコマ大学で主将とコーチをやってましたから、これはもう相当内部まで知ってる。

 で、まぁ・・ 一般の方は「少林寺拳法が中国拳法の中で一番有名でスゴイ」とか・・ 「一番正統なんじゃないか」あるいは「一番強い?」と思うかもしれませんが・・  どれも間違いですね。  初期の少林寺拳法は、宗道臣開祖が正統な少林拳?を日本人なのに中国人から受け継いできたみたいに名乗って広めたんですけども・・  これはだいぶ以前から本部も公式に「否定」しており(正確には国交正常化後に往来が自由化し、ネット社会が来て・・サラッと大幅に軌道修正した感じ?)  少林拳と日本少林寺拳法は似ても似つかない別物なのは、一般の方でもすぐわかると思います。  「今の中国には義和団事変後、健康体操のようなものしか残っていない。日本人である私が唯一中国の真の武を正統に継承し、嵩山少林寺にて認可を受け数千年の歴史ある法統を継承し・・」という趣旨を再三何冊かの自書で書いておられますが・・  例えば相撲協会がいくらすたれても、誰もいないからとりあえず外人でもいいから理事長にしようとは言うわけないし・・  毛沢東時代は文化大革命の影響で、あらゆる伝統・反共分子が迫害され投獄され、すべて地下に潜らざるを得なかった状況等を知らなかったんだろうと思うんだけど・・  現代では日本中で有名どころだけでも八極拳・形意拳・意拳・蟷螂拳等々の道場が数多くあることを見ても、大変失礼ながら、明らかな勉強不足というか思い付きで言ってる感じがするんですが・・ まぁこの辺は・・全部ナカッタことにしてるわけで笑   例を挙げれば、沖縄空手の発展の原因は、薩摩藩に制圧され武器を取り上げられたのが主な原因で、素手で戦う技術が必要とされたからといわれる。  そもそも素手の格闘技が最もなくならないもの、一番最後まで残る没収不可なものですから・・ 戦乱の影響でなくなることは絶対ない。 踊りや歌のように口伝や身振りで外人にすら伝わるものが、あの広い大陸から完全に消えてなくなるわけはないと素人でも気づきそうだけど。この辺もかなり乱暴な話だと思いますよ。   ようは「宗さんという日本人が作った日本にしかないオリジナル日本武道」という認識で間違いない。  少林寺拳法連盟も開祖の死後数十年でそういい始めたし、中国拳法やってる人や中国人は昔からそういう認識です。 ま、はっきり言って、開祖はウソをついてたんですよね笑  それもかなりデカイやつをカマしていたと。   冷静に考えて、お爺さんの人脈で頭山満氏や笹川良一氏とか、フィクサー的な人と仲良しだったのと、かなりのお金を持っていたこと、商才と政治力があったのが発展の原因でしょう。人心掌握術に特に長けていたのもある。   技法的に名前こそ中国っぽいけども、大東流合気柔術や八光流柔術、フセン流とか日本拳法の技法や練習体系を取り入れている。というか、それしかナイ感じです。  各門人帳にも名前が載ってるし、お祖父さんはフセン流の師範ですしね。 一番近い技法はフセン流というか、日本古武道フセン流の派生みたいな感じがします。   今は合気道とともに使えない武道の代表の一角といわれてるけども、当時は本当に「最強の武道」であったかもしれないし、目指してもいたんです。  ただ少林寺拳法の技術自体は・・中国に一回も行ったことがなくても、中国拳法を一度も見たことなくても充分に作れます笑  あれは中国拳法では全くないと思いますね、原理的に。だからダメってわけじゃないですけどね。   「宗道臣は中国に行っていない」とか書いた元腹心の暴露本は、某宗教団体並みに潰しにかかったとかいいますが・・全くありえなくはナイと思う笑  ちなみに宗道臣先生が師事したと語る文太宗老師他は、後に武道史家が中国じゅうを捜しまくったけども知る人すらいなかった・・というのはわりと有名な話です。  かなりの「役者」ですもんね。やってる人は神格化してるけども、探るとダークそうな気がする。  私がやってた頃には亡くなってたけど、全然嫌いじゃないですよ私は。 「大物」「傑物」は基本好きです。
ぜんぜん信者じゃないけど実際池田大作さんとかも会うとオーラすごいんだろうなと思うしね。   実は合気道も大本教とか政治家、旧軍将校やらが色々関与して発展したし・・ 武道に限らずだが、裏面史というものがある。自民党とかもだが・・ まぁそういうのには実はあんまり興味ないから、もっと詳しい方に聞いたほうが早いし正確でしょうが。  政治も商売もですね、大きくしていくには「大きな力」を借りてるわけですよ。それの善悪はいうつもりはないですが・・  ようは純粋なモノやヒトには、そういうことは出来ないんですよね。 ダークな世界であると知っておくといいでしょう。

ただ他はともかく、武道というのは、強いか弱いかはバレちゃう。  イザという時が来た自分や弟子に本当に「コレでいけ!」と言えるのか? それ言えないし、自信もないけど教えてるんだもんなぁ笑 カネとって。  その達人仮面を全部引っぺがしてやりたいっす。  そのほうが日本のためになるんじゃないかと。 現代日本人ほど雰囲気に飲まれやすく、操縦しやすい民族もないんだと思うんだな・・

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投稿者:momijiro

発剄→発放 武術で必要なのはまずパワー。武術修行者は現実に目覚めよう!※追記あり

これは意拳でよく行われる発放という技法。
相手の胸を全力で突き飛ばすのだが、これは威嚇射撃のようなもの。
「次はこのパワーをお前の顔面に叩き込むぞ」という。
もしくは殴り合いの際に相手を押し崩して追い込むのにも使える。
ボクシングでは露骨に押し込んでは反則であるが、実戦では非常に有効。実は壁などに押し込めば、相当な技術があっても大半が使えなくなる。それで身を守るという方法もある。
実戦においては周りの環境も武器にもなれば敵にもなる。
そこまで考えれば、発放も実戦技法として欠かせない。
簡単には押し込まれない、逆に押し込める自由推手は実戦そのものと言って過言ではない。
実戦において最も重要なのはパワーであると思う。発剄は全身のパワーを瞬時に爆発させる。これができると崩されにくくなり防御力も上がる。
スピードが速いと素人は喜ぶが、大きな相手も受け止められるパワーがないと、そもそも勝負にすらならない場合がある。
発剄は難易度が高いので・・
とりあえずはこういう風に、ジム行くか、家で工夫して筋トレしておくとよい。
この兵隊さんのほうが・・
型でクルクルッパ踊り狂ったり、2,3人で順繰りに勢いよくズッコケ合う「武道家」よりも10倍は強いはずだから。
ズッコケる練習ではなく、ズッコケない練習をすべきなのだがどっかで洗脳されてしまうのだ。なんでなんだろうな・・逆にすごい気もする。
※ 体格は生来のものだが、筋力は努力で誰でもある程度はつく。
  内功は長年月の修行を要するが、本当に体格差等を埋めるためには
  地道に体内感覚を練り上げていく以外に如くはない。
  手足腰がバラバラに動く癖があると、どれほど筋力があってもモロい。
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投稿者:momijiro

武道武術と安全性、実戦性について


これはクラッシュという団体の興行。
探偵ナイトスクープかなんかでブレイクした安保兄弟の成長した姿でもある。
これみてどうでしょう?実戦的?
じゃないよね・・
レフリーはあのヌルヌル秋山事件のレフリーですが・・鬼のような形相で「つかむなよっ」「つかむなーっ」
この安保君は反則してでも勝ちたいんじゃなくて、本能的につかんじゃうのをなんとか理性でおさえつつがんばっているね。。
このルールは素人が見ててようわからん首相撲を排除して、まぁ分かりやすくして人気だして一儲けしようとしてる訳です。
K-1も最初ヒジ打ち禁止して、最後はこのルールにしたけど消えたね・・不自然なルールになってコアなファンが離れて。
安全じゃないけど実戦的じゃないけど・・な武道。
やりたいですか?
安全で実戦的というのは実は両立するのに・・というのも我がカンフー道場の設立理念というか存在意義だね。
シビアさは必要。でも工夫次第だ。
再三習うだけじゃダメというのは、試合と違って本当のイザの時はセコンドいないから。
だから自分のフンドシで相撲を取るべきなんだな。
自分でつかんだ確かなものしか、極限状態では出せないと思うね。「習って知ってる」ことなんてねぇ・・

投稿者:momijiro

結局武術は内功に尽きる

今日はやや久しぶりに体験の方が来られました。
180cm以上体重85キロぐらいの、いかにもガッチリ体型。
合気道とキックボクシング、少し寝技の経験もあるという方。
片手推手・両手推手をお見せすると、大変に興味をひかれたご様子。
これでやるとどんなに大きな相手でも負けることはない、ということが分かっていただけたと思います。
寝技をやると、パワーとディフェンス技術で私は極めきれないなぁ、というレベルはありますし楽しいです。
多分来週土曜日に入会する、ということでしたので、まあご期待いただきたい。
最近正直なところ、本業だけに絞りたいという気持ちもあるのですが笑
純粋な心で強くなりたいと思っている方々や中学生に、私には伝えるべきものがあるんだろうし、この活動も絶やさずにがんばって行きたいと思います。
なので興味のある方はどんどん体験に来て下さい。
結局体格差を埋めるためには内功を練り上げるしかないんですが、まぁレクレーションもかねて寝技とかミット打ちとかもやって、いい汗かいてストレス発散して健康になれば・・
もう、充分価値があると思います。
内功は少しづつ年数をかけて獲得していくしかありませんが・・
まあ楽しみながら、怪我なくやりましょう!
※オープンフィンガーグローブでのスパーリングは、結局イマイチです。当てない打撃を出しても出した方が疲れるだけで、当てると怪我するし脳に悪い。受けるほうはどうせ当てないし効かないんだから、組んできたときだけ対応しちゃう感じになってどっちつかずに終わりました。これ不採用です。。